2024/04/25 BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024 @ ARIAKE ARENA に行った

や~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~本当に良いライブだった。有明アリーナのトイレ環境が良すぎて凄かったというか、ポートメッセなごやのトイレ環境がヤバすぎた!有明アリーナのトイレ環境が良すぎて安心してライブに集中できたので本当に良かった。

今回は、母の車椅子押し係として参加したんだけど、母が無計画&超楽観的すぎてすごく大変だったけど、まあ一緒に行けて良かったかなとは思う。たぶん明日筋肉痛になる。車椅子で会場とか付近とか移動してたんだけど、みんな道開けてくれたり避けてくれたりして大変ありがたかった。

セトリに関しては、名古屋の時と同じだったから特に言うことない!

gin0606.hatenadiary.jp


けどさあ!星の鳥からのメーデーが2回目でもめ~~~~~~~~~~~~~~~~ちゃかっこいいんだよな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

星の鳥 reprise からのカルマも知ってんのに手上がっちゃった。名古屋の時より 星の鳥 reprise の時間短めだったから、そこの不意打ちもあわせてテンションがギュイン!と上がった。

voyager,flyby もさ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、ね。

ファイナルだからか名古屋の時よりも藤くんが感情強めなのもよかった。

あと かさぶたぶたぶ の最後で手拍子〆るの成功(?)したときの藤くんのダブルガッツポーズみたいなジェスチャーが可愛かった。

東京賛歌のハーモニカなんか足りない気がするな?って思ってたらハーモニカが反対に付いてたらしいの面白かった。

あとアルエとガラスのブルースがイントロで判断できない上に脳が馬鹿になってて、アンコールのガラスのブルースで一瞬「あれ?この曲もっかいやるんだ」ってなったのがウケた。

次のホームシック衛星も、よぼよぼでもキー下げてでもいいから歌っててほしいな。絶対かっこいいから。そのときまで元気じゃなくてもいいから生きてたいな。今なんか自分の自然な感情として生きていたいというのが発生してびっくりしてる。

2024/02/24 BUMP OF CHICKEN TOUR ホームシック衛星2024 @ PORTMESSE NAGOYA FIRST EXHIBITION HALL に行った

や~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、めちゃくちゃいいライブだった。

初めて遠征してライブに行くということで、緊張して睡眠が微妙だったり当日おなかの調子悪かった上に会場のトイレ環境が激悪だったのとかで始まる瞬間まで楽しめるか不安だったけど、始まったらもうすごかったね。

とりあえず次に遠出してライブ見に行くことがあったら前日から泊まろうという反省は忘れないように書いておく。あとマクドナルドはお腹の調子崩れるからライブ行く前は食べるな。


星の鳥

ステージの左に鉄塔みたいなの建ってて、ライブのセットかな?会場の設備かな?って思ってたらライブ開始と同時にめちゃくちゃかっこいい建造物になってすごかった。

メーデー

全体的に orbital period 中心だろうな~と思ってたので、やっぱりきたーーーーーーーーーーーーーって感じで良かった。

過去のライブで聴いたことある曲だけど、星の鳥からの流れをライブで聴けるのはめちゃくちゃ良い。本当にかっこいい。

才悩人応援歌

ラフメイカ

好き曲なのでライブで聴けて良かった~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アルエ

ここまでの並び俺大歓喜じゃんってなってた。

ハンマーソングと痛みの塔

ひとりごと

花の名

飴玉の唄

これもグッズに飴あるからくるだろ!ってのがきたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーってなった。

東京賛歌

今回のツアーからやるようになった曲らしい。この曲だっけ?

ハーモニカがかっこいいねえ~~

真っ赤な空を見ただろうか

曲の入りがボーカルとギターが同時に入るからかヒロと藤くんが向き合うところから始まって、ベースとドラム入るとこらへんになったら藤くんがヒロの胸のあたりに手を置いて「やったぜ」みたいになってたのが良かった。

かさぶたぶたぶ

藤君が「俺が求めたら手拍子とかしてくれんの?」的なことを言ってみんなで手拍子して始まった。楽しくて良かった。

最近は、前ほどバンプの曲を聴かなくても生きられるようになっていて、自分はマシな状態になったなあ良かったなあと思ってるけど、バンプの曲が必要なくなっているのは寂しさも感じている。と、思いながら聴くとやっぱりまだ必要だなあ、となって安心するようなことを繰り返してる。ライブの予習するぞ~って思って、この曲を聴いたら自分の状態と重なってめちゃくちゃ泣いてしまった。のを思い出してライブでも泣いてた。

望遠のマーチ

ray

望遠のマーチとあわせて、 EDM 的な曲の入りで最近の曲きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとなった。生きるのは最高なのかもしれない。いまだにライブで「生きるのは最高だ」のところで声出せたことない気がする。毎回嗚咽が漏れそうになって心の中で歌うだけに留めてる。

プレゼント

まさかプレゼント聴けるとは思わなかったね~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最初らへんに無かったから voyager やらんのかなって思ってたけど、プレゼントやるということは?!どういう感じでいつ演奏すんだ?!という期待が高まりまくった。

fire sign

執拗な声出し要求があるの良いね!最後らへんでギターも完全に止まった時間あったのも良かった。

星の鳥 ~reprise~

めっちゃ静かになって、スクリーンにアルバムのジャケットとか表示されて、そろそろライブ終わるか……まさかこのまま終わるなんてことないよな?!と少し不安になっているところに……

カルマ

カルマのイントロどん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!と来てめっちゃテンションが上がった。かっこよかった。

voyager -> flyby

まだ曲聴けるぜ~とテンション上がった状態で、最後の曲って言って始まったので寂しさがあったけど、聴けるかな~聴きたいな~と思ってた曲だったので良かった。

アルバムの最初の曲と最後の曲をライブの最後に演奏して、その上めちゃくちゃかっこいいアレンジパートがあってとても良かった。

アンコール

4人が退場したら即アンコール求めるアレが始まって、余韻!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!コラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!となった。

めっちゃトイレ我慢してたので急いでトイレに行った。

流星群

久しぶりにやる曲とのこと。一瞬声が掠れてて、藤くんも声掠れるんだってなった。

ガラスのブルース

最後の MC で藤くんが「会いたかった」「また会いたい」って言ってて、それ自体は前のライブでも言っていたんだけど、自分が音楽辞めたら会えなくなるからきっとずっと音楽続ける的なことも言っていて、とても安心した。

全体的に MC 少な目でちょっと寂しかったけど、その分本編がまじで史上最高!ってくらいの良さだった。なんかの曲で藤くんが恥ずかし島に来て、曲が終わって戻るときにとてもゆっくり戻るのが好き。

や~~~~~~~~~すごいぜ BUMP OF CHICKEN

これはペンです

この本の感想は、本文にめっちゃわかる~って文があったので引用する。

「文章の読解は、その文章を誰が書いたかによらず行われる。  その無邪気なスローガンを、わたしも一応、承知している。それと同時に、世には程度というものが存在していて、全ての文章の読解に常に全力を注ぐことなどできないのも明らかだ。」

—『これはペンです(新潮文庫)』円城塔https://a.co/f4IQgcH

「体の方をつくり変えねば決して読めない本もある。」

—『これはペンです(新潮文庫)』円城塔https://a.co/fMHt7s1

これ。『道化師の蝶』にも同様の感想がある。

正直、表題作の『これはペンです』を読み終わってから「この作者の作品を楽しむには人生はあまりにも短すぎる……」となって読むのを止めようかと思ったんだけど『良い夜を持っている』が良くて読み終えることが出来た。

「それらの全てを使ってようやく、妻とはこの街で出会ったという意味をなすのです」

—『これはペンです(新潮文庫)』円城塔https://a.co/7ilwvN2

ここらへんの文章が綺麗で、文章に含まれる情緒を感じ取れ始めて面白くなった気がする。

後半に書かれる色々によって、それまでの文章が、脳が普段とは違う動きで理解しようとしている感覚があって面白かった。

『これはペンです』との対比や繋がりも面白かった。『これはペンです』は書くこと、『良い夜を持っている』は読むことを題材にしてるのかな。

これ先に読んでたら『道化師の蝶』ももうちょい根気を持って挑めたかもしれないな?とも思った。けど『これはペンです』が芥川賞受賞できなくて、その後に『道化師の蝶』を書いて受賞したんだとしたら、なんかウケるねって感じがする。

道化師の蝶

きれいな模様を見てきれいだなあと思うことはできるけど、模様を読み解くのは難しいなあみたいな感じになった。

最近、文学と SF と西尾維新の三角食べをしていて、しばらく SF 作品読んでなかったから次は SF 読もうかな〜、けど今は SF の口じゃないんだよな〜、そういえば円城塔は SF 作家だし『道化師の蝶』は芥川賞受賞作品だしちょうどいいかな〜、って思って読んだ。

文学というものが何なのか分かっていないけど、この作品は純文学というか純純文学みたいなメタ的な要素もある感じの文章というか、これを楽しむための下地や根気が俺には足りないという感じだった。面白みは感じるけど、面白いと言えるほどは理解できなかったし、これを楽しむのはだいぶコストを払う必要があるのでは?

小説自体は「原文を日本語訳したもの」という文章で記載されているっぽくて、ところどころ単語選びなどに違和感があったりして、そこらへんも含めて慎重に読み進めるともう少し面白みが味わえるのではないかと思う。実際どうなのかは分からないけど。

小説を使って何かしらの実験をしていて、それに巻き込まれているようにも思えた。

けど、俺みたいに根気のない読み方をしても、きれいだなあとは感じたので、その点についてはすげえなあって思う。

この作品の前に芥川賞候補になった『これはペンです』も読んでみようかな。

ウェルテルタウンでやすらかに

面白かった。

ウェルテル効果 - Wikipedia というのを使って町興しをしよう!っていう胡散臭いコンサルの企てを小説家である主人公が阻もうとする感じの話。

めちゃくちゃ単純にいうと主人公が他人の自殺を止めようとする話なんだけど、小説家だけじゃなくて主要登場人物のほとんどが自分の死をいつでも取り出せるところに置いてあるような人間たちで「他人の自殺を止める」という独善的なキモさが無いのも良かった。

結構淡々と話が進んで伏線を散りばめまくってる状況が続いて、言祝と生前の対決パートに入って一気に回収して話が進んでいくのが気持ちよかった。 Audible もあるので、というか Audible の方が先に出版(?)されたという珍しいやつなので Audible で聴くんでも良いかも。

西尾維新の作品」という情報以外なんも知らずに読んだら良かったので、もしこれから読もうという人がいたら以下は目に入れないで欲しい。

続きを読む

推し、燃ゆ

これはすごいよ。

なぜだか分からないけど途中から村田沙耶香『地球星人』っぽいなと思いながら読んでいた。終わり方も地球人間っぽいなと思った。

確か買ったときはタイトルと表紙に惹かれて、芥川賞受賞作だと知ったのは本屋で見かけてからだった気がする。

「電車が停まり、蟬の声がふくらむ。送信する。隣からいいねが飛んでくる。」

—『推し、燃ゆ』宇佐見りん著 https://a.co/9gn6ZLs

タイトルに「推し」と「燃ゆ」が組み合わさっているように、主人公の視点の描き方も若者だなあって感じで新鮮だった。

読みながら藤原基央が俺にとっての推しだなぁとは思ったけど俺には明確に熱量を持って「推し」ている存在が居ないので、共感する部分は少ないはずなのに「推しは私の背骨だ」と思わされた。

物語の進み方が大衆文学のような雰囲気があったので、ラストの数ページで主人公の心情が変わり一歩前に踏み出してしまうのではないかと恐れながら読んだけど、そんなことはなく、背骨を喪った人間が残ったのも良かった。

すごかった。

正欲

面白かったは面白かった。いや、なんか面白くない側面もある感じの表現になったけど、内容は面白かった。って感じの本だった。

この本は最初に謎の独白的なやつの後に「週刊誌の事件記事」みたいなのが書かれてから、どういう繋がりがあるか分からん人たちの視点を移り変わりながら物語が描かれていく。この登場人物たちが最初に描かれてる文章が、だいたいその人物をキモくというか、悪いところをわざと強調して書かれている感じがして「この作者の文章いやだな~」って思いながら読んでた。

「絞った雑巾から滲み出る汚水のような泣き声が、夏月の耳にも届く。」

—『正欲(新潮文庫)』朝井リョウhttps://a.co/650a1jq

これは卒業以来会ってなかった学生時代の知り合い夫婦の子供の泣き声の描写。ここら辺「いやだな~」と思いつつ、最後の文章のキーワードを繋げて、しりとりのように視点を移っていくのが良かった。しりとり的な文章の繋がりとか、出来事とかを色々と繋いでいって全貌が明らかになっていくんだけど、その繋げ方とか、少しずつ物語で描きたい内容が明らかになっていくのが面白かった。

そういう文章の作り方的な面白さはあるんだけど、序盤では登場人物をキモく描こうとしているように感じられる描写が多かったのに、中盤以降では同情させようというか、それぞれがそれぞれに可哀そうに描こうとしている感じがして、う~ん?ってなった。序盤の「いやだな~」を抜けてからは文章自体も内容も楽しめた。

少し前にポリコネとか多様性とかそういうキーワードが流行って、多様性を受け入れよう!みたいなのがあったと思うんだけど、この物語は多様性の中でもマイノリティのさらにマイノリティの人たちを中心に描かれていく。「マイノリティのさらにマイノリティ」という表現もこの本を読んだ後だと、なんというか難しいなあと感じながら書くことになる。

ここまで書いてから気付いたんだけど、序盤はマイノリティ側をキモく描いて、マジョリティ側を正しい人間のように描いていたので、たぶんそこらへんも意図的にそうしてるんだろうな。最後に出てくるマジョリティ側の人間はめちゃくちゃキモく描かれているので。

そう考えると、そういう移り変わりも含めて物語の構造に沿っているので、「面白かったは面白かった」って感想から「面白かった」って感想になるな。

終盤のこの表現が良かった。

「誰かを退かすためではない自転車のベルの音なんて、久しぶりだ。」

—『正欲(新潮文庫)』朝井リョウhttps://a.co/4GhOJG7